※対象年齢:20代前半~30代後半
あなたはファッションについて、難しく考えていませんか?『どうすればオシャレになれる?』とコーデに悩む男性は多いものですよね。
しかしメンズファッションは、難しく考える必要はありません。個性的なオシャレを目指すよりも、基本を外さないことが重要になるのです。
- そもそもメンズファッションの基本とは?
- 年代別におすすめのコーデはある?
今回は、ファッションの基本について紹介します。また初心者向け年代別コーデもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
メンズファッション知っておくべき基本
①洋服の適正サイズを知る
メンズファッションを知るうえで欠かせないのは『適正サイズ』です。どんなにオシャレをしていても、サイズが合っていないだけでダサい印象を与えてしまいます。
反対にシンプルな服でも適正サイズを着こなしていると、人からの印象がUPするのです。機能性ではなく、ファッションの観点でサイズを選ぶようにしましょう。
サイズは、胸周り・ウエスト・袖・裾などと全体のバランスを見ます。同じMサイズでもブランドによって異なることも多いです。
『窮屈ではない?裾が短くない?』
『ゆとりがありすぎない?長くない?ダボダボしていない?』
多くの男性が着ている服は、総じて大きい服を着ている傾向があります。大きい服を着ているとだらしない印象になるのでサイズ感に注意してください。
②無地コーデを覚える
メンズファッションの基本となるのは、無地コーデです。無地コーデを覚えることで、着回しが簡単になり失敗を防ぐことができるでしょう。
カラーは大きく濃い色と明るい色の2パターンがあります。まずは手持ちの服、購入する服をこの2パターンに分けて考えてください。
濃い色:ブラック・ネイビー・ブラウン
明るい色:ホワイト・ライトブルー・ベージュ
これらの色は基本的には、合わせやすい万能カラーです。コーデをするときは全体でも2~3色までにカラーを抑えるとよいでしょう。
そのうえで2パターンに分けたとき、上着に濃い色を、下にはくズボンには明るい色を選びましょう。表面積の大きい上着に濃い色を持ってくるとメリハリがついて、簡単にオシャレに見えます。
これさえ押さえておけば、無地のコーデで失敗することはありません。基本は柄物で無理にオシャレになろうとせず、シンプルなコーデを覚えてください。
③シルエットの重要性
メンズファッションは、全体のバランスを意識することが大切です。そこでファッションのシルエットを考えるようにしましょう。
メンズファッションのシルエットは、
- Iライン
- Vライン
- Aライン
の3つです。
初心者におすすめなのはIラインとなります。Iラインとは、上下ともにボリュームを抑えて自分の適性サイズを着ることです。
Iラインは、ジャストサイズを着ればいいので簡単であり無難なスタイルが完成します。どんな体型の人でもスッキリと見えて万人ウケするので、基本のシルエットとして覚えてください。
Vラインは、上半身にボリュームを出すことです。背が高い人に似合うシルエットで、やや中性的なイメージを与えます。
Aラインは、下半身にボリュームを出すことです。男らしさを出すことができますが、清潔感などを感じることができません。
初心者向け年代別コーデ
10代におすすめの初心者コーデ
10代はまだ学生ですので、無理に背伸びしないカジュアル系がおすすめです。大学生になると大人っぽさを意識しがちですが、『さわやかさ』が大切になります。
10代におすすめの初心者コーデは、『白シャツ』×『黒パンツ』です。Iラインを意識して、どちらもジャストサイズを合わせてください。
とてもシンプルで定番コーデですが、10代のフレッシュさを際立たせることができます。清潔感もあるので、誰にでも似合い、万人ウケするコーデです。
20代におすすめの初心者コーデ

20代になると学生から社会人になり、普段はスーツを着ることも増えるでしょう。一方で、プライベートに着る服に一番悩みが出てくる年代でもあります。
20代は若くもあり、かつ大人っぽさも出てくる頃です。ファッションを幅広く楽しめます。自分の好きなテイストを見つけると、少しずつコーデも楽しくなるでしょう。
20代の初心者コーデとしては、定番の『白シャツ』×『黒スキニーパンツ』です。この基本を軸として、少しアレンジをしていきましょう。
まず初心者は、黒のボトムスはマストとして固定してください。コーデはトップスの印象で変わりますが。基本を整えるのはボトムです。
黒スキニーパンツを基本として、柄やカラーのあるTシャツの上から白シャツを羽織ります。すべてのカラーは3色以内に抑えてください。
このコーデを基本として、少しずつアレンジしていきます。大人な雰囲気を好む人はIラインの細身シルエット、カジュアルを好む人はAラインの緩めのシルエットにしてみましょう。
バランスはきれいめ:カジュアルが7:3くらいの割合が理想です。モノトーンを主とした配色に、少し明るさを足すと初心者から少し中級レベルに見えます。
さらに20代であれば、レザーアイテムをプラスするのもおすすめです。レザーはカジュアルでもきれいめでも活躍するアイテムとなります。
初心者であれば、小物やシューズに本革を取り入れてください。それだけでコーデが上品に仕上がります。基本コーデを着回しながら、自分の好きなアイテムを取り入れていきましょう。
30代におすすめの初心者コーデ

30代になると仕事でもプライベートでも経験を積み、男性としての魅力が増してきています。結婚をして父親になったり、仕事で役職についている人も増えるでしょう。
大人の余裕が出てくる30代。デキる大人メンズになるためには、相応のファッションをすることも大切ですね。
まず30代の初心者のコーデはIラインとYラインの2つのシルエットが基本となります。大人の余裕を見せるのであればIラインがおすすめですが、体型が気になる人はVラインが良いです。
カラーはホワイト・ブラック・グレーを基本にします。春夏は淡い色、秋冬はダークトーンをポイントに入れるようにしてください。
また30代ならではのアイテムとして、テーラードジャケットやロングコートなどを羽織ると大人度も上がります。他にもニットやテーパードパンツを基本に取り入れてみてください。
20代~30代におすすめ!揃えるべき定番アイテム
白無地のシャツ

仕事用としても着用する機会の多い白シャツは、ファッションアイテムとしても役立ちます。白シャツは1枚で着ることも羽織ることも、そしてインナーにもできる万能アイテムです。
どんな人でも清潔感を出してくれて、年代問わずに着用できます。シーンを選ばないので、初心者の人には着回しやすいでしょう。
白無地シャツを購入するときのポイントは2点あります。1つ目はボタンの色が異なるもの、2つ目はサイズ選びを慎重にすることです。
1つ目のボタンの色は、白無地のシャツに白ボタンだとビジネス感が強くなります。そのためボタンがネイビーやブラックでアクセントになっているものがおすすめです。
2つ目のサイズは、綿素材で伸びないのでジャストサイズで綺麗に着こなす必要があります。着丈とバストの着心地を試着して選んでください。
大きすぎると清潔感が失われて野暮ったい印象になります。反対に小さすぎても着回しがしにくくなり、地味な雰囲気に見えてしまうので気をつけましょう。
ネイビーのジャケット

白無地シャツとセットで着用できるのが、ネイビーのジャケットです。ビジネスでもプライベートでも活用できる万能アイテムとなります。
ジャケットはネイビーのウールジャケットはおすすめです。1枚あるとデートのときは、誠実さと清潔さを与えることができます。また大人の品格まで出せるでしょう。
着丈や袖丈が合っていないと、ジャケットが浮いて見えてしまいます。必ず試着をして、自分のサイズに合ったものを選ぶようにしてください。
黒のパンツ

黒はどんな色とも組み合わせが抜群です。また下に濃い色を穿くことでスタイルアップの効果もあります。そこで黒の少し細身のパンツを1枚持っておきましょう。
黒のスキニーがあれば、どんなトップスでもオシャレに見せてくれます。白無地のシャツやTシャツでも綺麗なコーデに見せてくれるのです。
ただスキニーに抵抗のある人もいるので、無理に細身にする必要はありません。黒のパンツであれば、少しゆとりのあるものでも引き締まって見えます。
ベージュのチノパン

黒のパンツと合わせて持っておくべきは、ベージュのチノパンです。カジュアルからフォーマルまで、着回し力抜群の定番アイテムとなります。
ベージュのチノパンは、太めサイズを買うと『おじさん』に見えてしまうこともあるでしょう。スッキリさを出せるように、少し細身シルエットでスマートに着てください。
無地のTシャツ・カットソー

1枚でもジャケットの下でも、着回し力のあるTシャツ・カットソーは色違いで持っておくと便利です。マストカラーは、ブラックです。他にグレーやホワイトも定番カラーでおすすめでしょう。
カットソーは上にネイビージャケットを羽織るだけで、カッチリした印象です。またチノパンと合わせればカジュアルな雰囲気が強くなります。
グレーのポロシャツ

20代以降の男性が1枚持っておくべきアイテムは、グレーのポロシャツです。ポリシャツは襟がついていることでカッチリとした大人っぽさを演出することができます。
デートであれば場所を選ばずに着ることができ、また合わせやすいアイテムでもあります。明るい色も多数ありますが、最初に選ぶのであれば着回し力のある濃いグレーがおすすめです・
濃い色カーディガン

季節の変わり目に重宝するのがカーディガンです。春秋には使う頻度も高くなるので、定番アイテムとして抑えておきましょう。
10代の頃は寒いときにはパーカーを着ている男性も多かったはずです。しかしパーカーの場合、部屋着感や幼さが際立ってしまいます。
大人の落ち着きを出すのであればカーディガンを羽織る方が良いです。どんなインナーやパンツにも合うようにネイビーなどの濃い色を選ぶようにしましょう。
V字のウールセーター
大人男子のマストアイテムは、ウールセーターです。初心者であれば、襟元がV字の濃い色のセーターを選ぶと良いでしょう。
V字セーターは首元がスッキリするので、落ち着きとさわやかな印象を与えます。セーターもグレーやネイビーなどの濃い色が合わせやすいです。
白シャツの上に着たり、ジャケットの下に着たり、1枚でもカジュアルに着こなせます。セーターは柔らかさも演出できるので、デートのときにも使えるアイテムです。
定番アイテムの基本コーデ
ジャケパン+白シャツ

幅広い年代で失敗しない基本コーデです。白無地シャツにネイビーのジャケット、下はベージュのチノパンを合わせます。
カッチリしているので、シーン問わずに間違えることはありません。シャツやジャケットに柄や色を加えたくなるかもしれませんが、基本的には無地のシンプルコーデが一番好印象です。
ベージュのチノパンの場合、足元は同系色であるブラウン系の革靴が決まります。これで大人の落ち着きと品のあるメンズコーデの完成です。
ポロシャツ+黒パンツ

少しカジュアルさを出すのであれば、ポロシャツに黒パンツを合わせましょう。足元にレザーシューズを持ってくると全体のコーデを引き締めてくれます。
ここでスニーカーやサンダルを履いてしまうと、一気にダサい印象に。コーデとは足元まで含めて全身のバランスが大切なので、カジュアルなコーデこそ靴をポイントにしてください。
白シャツ+V字セーター+ジャケット
ジャケパンスタイルに柔らかさを出すのであれば、白シャツの上にセーターを重ねてください。そのままでも良いですし、季節によってはジャケットを羽織っても大人な装いになります。
シャツ+ジャケットにセーターを挟むだけで、カジュアルで柔らかい印象になるでしょう。色はネイビーとベージュの2色で抑えると失敗しないのでおすすめです。
無理しないシンプルファッションを目指す!
メンズファッションの基本は、等身大のシンプルなファッションをすることです。オシャレは無理をすることでも、無謀な挑戦をすることでもありません。
とくに初心者であれば、足し算よりも引き算がポイントです。柄や色は極力減らしてシンプルさを心掛けてください。
そして自分の年齢・体型にあった服を着こなすことが、好印象を与えるファッションとなります。客観的な視点で考えながら、素敵な大人男子を目指しましょう。