※対象年齢:全年齢
あなたは自分の好きな服を着ていますか?それとも自分に似合う服を着ていますか?多くの人は、自分が好きな系統の服を選んでしまうものでしょう。
メンズファッションで最初に重要なのは『自分を知ること』です。どんなにオシャレなコーディネートをしていても、それが似合っていなければ意味がありません。
- メンズにも種類・系統がいくつもあるの?
- 自分に似合うコーデは見つかるの?
今回はメンズファッションの種類・系統について紹介します。その中から似合うコーデの見つけ方もお伝えするので、自分の系統を調べてみてくださいね。
目次
メンズファッションの種類・系統
カジュアル系
メンズファッションの種類の中でも多くの人が分類されるのはカジュアル系です。カジュアル系とは広義的な意味を含んでおり、厳密には細分化されています。
『カジュアル=ノットフォーマル』です。ビジネスや冠婚葬祭のようなイベント以外で着用する普段着を総じてカジュアルと言います。
とても幅広い系統なので、カジュアル系は誰にでも当てはまるものです。そのためカジュアル系を極めるのは、実は一番難しいともいえるでしょう。
カジュアルなアイテムは、メンズファッションでいえばスーツ以外全般となります。特に限定すると、Tシャツ・パーカー・ジーパンのようなラフなアイテムが代表です。
小物アイテムとは、スニーカー・トートバッグ・リュックとなります。公園デートや街散歩するときに合うようなコーディネートです。
- 10~40代
- 160~170cm後半
- 細め~太め
- 肌普通~黒め
- 男らしく濃いめ顔
カジュアル系とは広義的ですので、実際には誰にでも似合うものです。しかし童顔な男性が着ると、とても幼い印象を与えてしまいます。
外国人のように、スタイルが良くてホリが深い人であれば年齢問わずに着こなせるでしょう。ただ日本人の標準体型の場合は、25歳以上のカジュアル系はおすすめできません。
もしカジュアル系を好むのであれば、素材やシルエットにこだわるようにしてください。できるだけ体にフィットした細身アイテムでカジュアル系コーデをすると幼さがなくなります。
キレカジ系
キレカジ系は男女共に一番人気の高い系統です。日本人は着こなしやすいので、系統に悩んだときにはキレカジ系に挑戦すると良いでしょう。
キレカジ系とは、『キレイめカジュアル』のことです。フォーマルよりのキレイめなスタイルを基本として、カジュアルアイテムで適度に着崩したコーディネートとなります。
キレイとカジュアルのバランスが取れたコーデで清潔感やオシャレ度がUP。また大人の要素や男性らしさも含んでいるので、女性からの指示も非常に高いです。
キレカジの基本はキレイめスタイルなので、7割はキレイめでコーデしましょう。そして2~3割ポイントでカジュアルを投入してください。
たとえばカーディガンにタイトな黒パンツの場合、中はシャツではなくTシャツにするなどです。キレイなサマーニットを着るのであれば、ボトムスか靴はカジュアルダウンさせましょう。
- 10~20代
- 170㎝~
- 細め~標準
- 大人っぽい顔立ち
日本人であれば、カジュアルよもキレカジが似合う人が多いです。また年齢や体型に関わらずに着こなすこともできるでしょう。
20代はカジュアルの比率を多くしたり、30代はキレイめの比率を多くしたりバランスを取るのもおすすめです。自分なりのキレカジを追求してみてください。
アメカジ系
アメリカの大学生が着るようなスタイルを手本として伝わってきたスタイルです。トレンドに左右されずに、長年指示されています。
アメカジは、
- ジーンズやTシャツを使ったシンプルファッション
- ヴィンテージ系ファッション
という2パターンの着こなし方です。
最近は西海岸で観られヴィンテージを求める人が多く、素材感を重視したアメカジスタイルがトレンドです。ただ基本的には流行り廃りがないのが特徴でもあるでしょう。
- 10~40代
- 160以下~180㎝
- 細め~かなり太い
細身の体型よりも、ガタイのいい男性に似合います。サイズが大きいアイテムが多いので、筋肉質な人には着やすいでしょう。
どんな人でも着やすい系統ですが、年配のファンも多いです。若い人の場合は学生っぽさが出てしまうので、落ち着いた見た目の人にチャレンジしやすいといえます。
お兄系
お兄系とは、女性にモテるために誕生した日本発のスタイルです。10年以上前に渋谷を中心に大流行したことから、渋谷系と呼ばれることもあります。
カジュアルにややアウトローな雰囲気を混ぜているのがお兄系の特徴です。最近ではスタイリッシュでタイトなモノトーン系が流行っています。
細身のパンツに黒のジャケット、インナーはVネックシャツ。それにネックレスやブレスレットをつけています。ギャル系女性には圧倒的人気のあるスタイルです。
- 10~20代前半
- 170㎝以上
- やせ型
- さわやかでキレイな顔立ち
まずお兄系には年齢制限があり、25歳までと覚えておきましょう。以降の年代が着用すると、雰囲気に合わずにファッションが浮いてしまいます。
お兄系は細身で体のラインを強調するスタイルが多いです。そのためかなり細身の人ではないと、着こなしができないでしょう。
また濃い顔の人が着ると、ホストのように見えたりイカツイ雰囲気も出ます。比較的薄い顔の人の方がさわやかに着こなすことができるでしょう。
きれいめ系
トレンドを取り入れつつも、定番アイテムでシンプルにコーディネートしたスタイルです。清潔感を重視しているので好感度が高くなります。
カジュアルな要素を含まないので、全体的にスマートです。シャツやジャケットで足元は革靴といったキレイめの定番で揃えましょう。
- 20代以上
- 170㎝以上
- 細め~標準
- 大人っぽい顔立ち
20代以上の落ち着きある大人っぽい顔立ちの人に似合います。定番アイテムを多く着回すスタイルなので、基本的には年齢に上限はありません。
ただ童顔の人の場合、きれいめスタイルに着せられている印象を与えてしまいます。童顔である人は、キレカジに変更して、特徴を活かせるようにしましょう。
細身のシルエットなので、筋肉質な人にはあまり適しません。また身長も高い方がキレイに着こなすことができるスタイルです。
モード系
モード系はファッション上級者向けで、最新コレクションのブランドで固めたスタイルです。シンプルな色彩を使って細身で固めるのが主流となります。
コレクションでモデルが着ているようなファッションなので、着こなしは難しいです。モノトーンですがデザイン性が高く、かなり細めとなります。
他のメンズファッションの系統と比較しても一線を画す個性的なスタイルです。オシャレ好きな男性がファッションにお金をかけて着用しています。
- 10~30代前半
- 175㎝以上
- かなり細め
- 色白で薄い顔
身長は高めで、どちらかというとヒョロッとしている人に似合います。薄い顔立ちで色白であると、個性あるコーデにもよくハマるでしょう。
男性らしい体格や骨格の男性には向かないです。それよりも中性的な雰囲気や柔らかさを持つ人が着るのがおすすめとなります。
ストリート系
スポーティーなイメージで、全体的にゆったりとした着こなしをしています。足元は個性的なシューズを選び、デザイン性にこだわっているのも特徴です。
遊び心を取り入れた芸術性の高いロゴデザインを用いたアイテムが豊富となります。ダンサーやスケートが好むファッションですが、実年齢よりも幼く見られることが多いでしょう。
- 10~20代
- 160cm以上
- 細め~太め
- 強面でやんちゃ顔立ち
ゆったりとしているアイテムが多いので、体型に関わらず着ることができます。痩せている人も太っている人も体型を隠すことができるが特徴です。
体型は万人に対応できますが、顔立ちは似合う人とそうでない人に分かれます。少年ぽさの残る可愛い顔の男性が着ると、服だけが浮いて仮装のように見えてしまうでしょう。
どちらかと言うと『怖い』と思われる顔立ちの人に似合います。また年齢は20代までであり、30代以降の人が着用するのは好ましくないです。
サーフ系
サーファーが海から上がったときに着るファッションがサーフ系です。もともとは原色カラーを主流にしたスタイルが特徴なります。
ただし派手なコーデは印象が悪いので、サーフ系でもシンプルに着こなすのがトレンドです。白のVネックTシャツにジーンズ、足元にサンダルを履くだけでもサーフ系になります。
無駄に着飾ったり、主張の強いデザインは避けましょう。サーフ系もシンプルに落ち着いて見える方が大人かっこいいスタイルが完成します。
- 20代~30代前半
- 170㎝以上
- 細め~標準
- 色黒で濃い顔立ち
サーフ系ですので、海が似合う男性であるのが条件です。色白で薄い顔の人だと、サーフ系を着こなせずに違和感が出てしまいます。
ゆるめのスタイルではないので、体型も細身の方が良いです。若者向けのスタイルになるので30代以降が着る場合は、特にシンプルさを心掛けるようにしましょう。
サロン系
サロン系は、その名の通り美容院(サロン)のお兄さんがしているようなスタイルです。重ね着や小物を取り入れて中性的な雰囲気を作り上げています。
サロン系は個性的なおしゃれを出すことが重要です。色の使い方やアイテムの組み合わせ方など、オシャレ上級者でないと難しいスタイルだといえます。
- 20代~30代前半
- 160~180㎝以上
- 細め~標準
- 薄い顔立ち
フェミニンな印象であるサロン系は、清潔感のある色白の男性が似合います。またサロン系の場合は、ヘアスタイルも含めてコーディネートだと考えているのです。
シンプルなヘアスタイルでは着こなしも難しいでしょう。奇抜な髪色・髪型でこそ個性的な服装が活きてきます。また細身の男性の方がサロン系のイメージに近いです。
アウトドア系
その名の通り、アウトドアの際に着る服装です。最近では実用性だけでなくデザイン性も高くなり、ファッションの一つのジャンルになりました。
オーガニックやロハスなどのライフスタイルが注目され、それに合うファッションとして注目を浴びています。
アウトドア系の特徴は、スポーティーで派手であることです。カラフルな色のアイテムを重ねて着ることで、可愛さを引き出しています。
- 20~60代
- 160以下~170㎝後半
- 細め~太め
- 濃いめの顔立ち
どの年代でも幅広く着こなすことができます。また低身長やふくよかな男性でも体型をカバーできるスタイルです。
カラフルな色のアイテムが多いので、濃い顔立ちの人に似合います。薄い顔立ちの場合、服の主張が強すぎてしまうので色を押さえるなど考えてコーディネートしてください。
自分に合った似合う服を選ぶ!
メンズファッションには多くの種類・系統があります。しかし『着たい服=似合う服』ではありません。それぞれ個人の特徴によって、似合う服は異なるのです。
まずは自分を客観的に観察してみましょう。そのうえで、どの系統が自分に合うスタイルなのか見つけてください。
系統を絞りこむと、オシャレに失敗することがなくなります。基本から始めて、少しずつ自分なりのアレンジを加えながらオシャレを楽しみましょう。